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和田由貴・節約アドバイザー【お金の5ルール Vol.3】

2022/9/26

ハレトケ編集部

みなさんは「お金のマイルール」がありますか? 芸能人、専門家、人気インフルエンサーなど、さまざまな女性に「お金の5ルール」を聞く本企画。 Vol.3は、節約アドバイザーの和田由貴さん。 テレビのバラエティ番組では節約評論家として活躍されていて、手軽なものからユニークなものまで独自の節約術が話題になることも!私生活では2児の母として日々節約を実践。なるほど、それでアドバイスがどれも今すぐ取り組みやすいものばかりなわけですね! 主婦の味方として、誰でも簡単に、楽しく実践できる節約術を日々考案している、彼女の5つのルールとは。

和田由貴 消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱。テレビの情報番組やバラエティ、雑誌等でも活躍中。

1.スーパーの買い回りは「肉魚」から

食費を減らすには、いかに安く買い物をするかより、買った食材をしっかり使い切ることのほうが重要です。家庭から出るフードロスの約半分は野菜といわれているので、とくに野菜はムダに買い過ぎないよう心がけています。これに効果的なのが、スーパーでの買い回り方法を見直すことです。 スーパーでは入り口に野菜が売られているため、ほとんどの人が最初に野菜を買い物カゴに入れます。ですが、通常献立を考えるときは最初にメインのおかずを考え、そのあとで付け合わせや副菜を考えるので、いきなり副菜や付け合わせとなる野菜から買うのは順番的におかしいのです。 最初に肉や魚などの売り場に行きメインを決める→献立がある程度頭の中にできたら必要な野菜を買う、というように買えば、不要な野菜を買い込む確率が減ります。

2.売る時を考えて、あえて「定番」を買う

服やおもちゃなど消耗するものはできるだけ安いものを。あまり消耗しないものは定番の商品やブランド物を買っていました。 たとえば服は、肌着や下着などは安い衣料品店やバザーなどで買いますが、冬物のコート、お出かけ着、入学式卒業式などの礼服は人気の定番ブランド品を買います。着る頻度が少なく傷む前にサイズアウトするので、よい状態でフリマアプリなどで売れば高値が付きます。 同じくおもちゃも安い適当なものは買わず、流行り廃りのない昔からの定番玩具シリーズを買い、子どもが成長し遊ばなくなったら売ります。そのため購入時の箱は必ずとっておき、子どもが遊ぶ時もパーツの紛失などがないように大事に扱いました。安物を買うより、結果的に節約になります。

3.こどもの「おねだり」には厳しくルールを設ける

子どもと買い物に行ってお菓子を買う、おもちゃを買うなどは、ねだられて仕方なく買うということは絶対しませんでした。 お菓子は〇曜日に買い物に行ったとき、など子どもと約束をします。もしそうでないときにねだったり駄々をこねたら、約束を守れなかったんだからママも約束を守らない(〇曜日にお菓子を買う約束は破棄する)と言います。 おもちゃも同様に誕生日とか子どもの日とか、買うタイミングはあらかじめ約束をします。こうしておくと子どももムダにねだらなくなるし、親子ともストレスがなくなります。 おやつも、3時以外にはあげませんでした。そのかわり、おやつはポテチを一袋渡して開けるというようなことはせず、せんべい1枚、飴1個、クッキー3枚、ラムネ3個、などいろいろな種類のお菓子をちょっとずつお子様ランチ用の皿に盛りつけます。いろんな種類が取り分けられていると、子どもも喜び満足するので、それ以上を欲しがったりしません。 このように、ルールを作って親も子もそれを必ず守るようにしていると、ストレスも少なくなりムダな出費も減ります。

4.「便利な場所」に「余計に」置かない

お金もものも、余裕があると気が大きくなって消費が増えるし、使いやすい場所にあると余計に使います。 財布に余計なお金が入っていれば使いすぎるし、貯蓄も普通預金などはすぐ下ろせるのでなかなか貯まりません。 ものも同じように、セールの時にたくさん買いだめをすると、いっぱいあるから逆に消費を増やしてしまったり、日用品などであれば大事に使おうとする意識が薄れます。また、たとえばダイニングテーブルの上にティッシュペーパーがあったら、ちょっと指を拭く、水をこぼした、などで気軽にどんどん使います。ですがそこにティッシュがなければ、タオルを持ってきて拭くなどの行動に変わります。 生活のあらゆる面で、できるだけものの消費を減らしたいなら、ストックを減らす、便利な場所に置かない、この2点を意識することが大事です。

5.「目的別」に貯蓄場所を分ける

貯蓄は必ず先取りです。節約して浮いたら貯蓄するというのはほぼ不可能です。 また目的ごとに貯める場所を分けること。確実に貯めたい目的があるものはできるだけ手が届きにくい場所に置くことです。 たとえば銀行の普通預金に入っているお金は、いつでも簡単にカードで下ろせます。とくに用途を分けずにやみくもに貯めていると、本来の目的以外の臨時出費などで消えてなくなります。使いたくなかったら容易に解約ができないような場所に、目的ごとに分けて貯めます。

和田由貴の5ルール

スーパーの買い回りから子どもとの接し方まで、普段やりがちな耳の痛いキーワードだらけ!まさに毎日の小さなルールづくりが節約のポイントだと気づかされますね。 次回の5ルールは産婦人科専門医の高尾美穂さんです。お楽しみに。

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編集:ハレトケ編集部 監修:エンサイドコンサルティング株式会社

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