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大竹のり子・ファイナンシャルプランナー【お金の5ルール Vol.6】

2022/10/17

ハレトケ編集部

みなさんは「お金のマイルール」がありますか? 芸能人、専門家、人気インフルエンサーなど、さまざまな女性に「お金の5ルール」を聞く本企画。 Vol.6はファイナンシャルプランナーの大竹のり子さん。 書籍・雑誌の編集をしながらFP資格を取得しフリーランスへ。さらに出産・育児の真っ只中に仲間と起業というパワフルな経歴の持ち主! 雑誌やテレビでも大活躍してるその姿はまさにスーパーウーマンという印象の大竹さんですが、そんな彼女の5つのルールとは。

大竹のり子 金融専門書籍・雑誌の編集者を経てファイナンシャルプランナーとして独立。「女性のためのお金の総合クリニック」として株式会社エフピーウーマンを設立。経営の傍ら、講演、雑誌、テレビなど多くのメディア出演。一方、財務省をはじめとする公的機関、証券会社や銀行、大学等の各種金融機関・教育機関でも精力的に講演活動を行い、金融教育やNISA等の普及活動にも幅広く携わっている。

1.ストックは1つずつ、繰上げ方式で

歯磨き粉や洗剤、ティッシュ、調味料などは、使い切ってから慌てて買わなくてもよいよう常に1パッケージずつストックしておくようにしています。使い切ってストックが繰り上げになったらすぐに買い物リストに追加し、新たなストック分を価格の安いときを見計らって買うようにしています。

2.家計簿ではなく「資産」を見る

我が家では家計簿はつけていません。代わりに月に1回、資産の一覧を作るようにしています。預金だけでなく、外貨や株式、投資信託など価格が変動するものの時価も確認することで、貯蓄の合計の増減を定点観測しています。

3.住宅は賃貸一択!ベストな住宅は日々変わる

住宅に対する価値観は人それぞれだとは思いますが、私の場合、住宅は今後も含めて賃貸と決めています。一時期マイホームを購入して住んでいた時期もありましたが、住むのに適したエリアや広さ、間取りは、家族の成長とともに変わっていくということに気づき、それ以来、賃貸一択でその時々でベストなエリア、ベストな物件を選んで住み替えるようにしています。

4.子どものマネー教育はステップアップ方式

子どもにお金のあつかい方を学んでもらうため、小学校入学のお祝いとしておこづかい帳をプレゼントしました。そこから毎月、一定額のおこづかいを渡し、月に1回、おこづかい帳をつけているかをチェックしていました。 中学に入学したら、子ども名義の銀行口座を一緒に開設しに行き、通帳とキャッシュカードを子ども自身が管理するようにしました。高校に入学したら証券口座を開設し、数万円を資金として渡して株式投資に挑戦してもらいました。年齢とともに本人が扱うお金の範囲を広げていけるように意識しています。

5.お年玉の使い道も一切不問!お金の使い方に「正解」はない

おこづかいやお年玉の使い道には一切口を出さないこと。大人か子どもかに関係なく、自分のお金をどう使うかはその人の自由。「正解」は存在しません。なので、たとえ親であっても口を出すことではないと思っています。もし使いすぎてしまったり、結果的にムダなものを買ってしまったりした場合でも、その「小さな失敗」こそ、その後に活きる経験となると思うので……。お金の失敗は子どものうちにたくさんしておくべし!と思っています。

大竹のり子さんの5ルール

資産を意識するという視点、住宅論争に一石を投じる考え方にも目から鱗でした。 子どものお金の教育にも自主性を育てるための工夫があり、とてもステキですね。 次回の5ルールは節約インフルエンサーのmii_life__さんです。お楽しみに。

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編集:ハレトケ編集部 監修:エンサイドコンサルティング株式会社

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